宮崎県を代表する観光スポット、青島神社。「鬼の洗濯板」に囲まれた神秘的な島の中心に鎮座するこの神社は、縁結びのパワースポットとして全国から多くの参拝者が訪れます。本記事では、青島神社の歴史・見どころ・境内の神事から、参道グルメ・お土産情報まで、旅行者が知りたい情報をまとめてご紹介します。

青島神社とは
青島神社は、宮崎市の南東に浮かぶ周囲約1.5kmの小島「青島」のほぼ中央に鎮座する神社です。島全体が境内地となっており、亜熱帯性植物が生い茂る国の特別天然記念物の中に、朱塗りの社殿が映える独特の景観が広がります。
神社の歴史は古く、平安時代の国司巡視記「日向土産」には「嵯峨天皇の御宇に奉崇青島大明神」と記されており、約1,200年以上の歴史を持ちます。室町時代以降は藩主・伊東家の崇敬を受け、社殿の改築や境内の保全が行われてきました。かつては島全体が神域とされ、江戸時代まで一般の入島は許されなかったとされています。
御祭神とご利益
青島神社に祀られているのは、彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)・塩筒大神(しおづつのおおかみ)の三柱です。日本神話「海幸彦・山幸彦」の舞台として伝えられるこの地は、山幸彦(彦火火出見命)と豊玉姫が結ばれた場所でもあることから、縁結びのご利益で特に知られています。その他にも、安産・航海安全・交通安全のご利益があるとされ、幅広い願いを持つ参拝者が全国から集まります。

青島・鬼の洗濯板
弥生橋を渡って島に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが「鬼の洗濯板」です。青島を取り囲むように広がるこの奇岩群は、国の天然記念物に指定されており、正式名称は「青島の隆起海床と奇形波蝕痕(きけいはしょくこん)」といいます。
約700万年前に海中でできた固い砂岩と軟らかい泥岩が交互に積み重なった地層が隆起し、長い年月にわたって波に浸食された結果、固い砂岩層だけが板状に残ってできたものです。まるで巨大な洗濯板のように規則正しく広がる岩場の光景は、青島でしか見られない圧巻の自然景観。干潮時には岩の上を歩くことができ、ヤドカリなど磯の生き物を観察するのも楽しみのひとつです。

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社殿・猪の目(いのめ)
亜熱帯の深緑に映える朱色の社殿が青島神社の象徴です。境内のあちこちに施された「猪の目(いのめ)」と呼ばれるハート形の装飾が隠れており、参拝者がその数を探すのが旅行者の間で人気になっています。ハート形の絵馬や恋みくじなど、恋愛成就にちなんだアイテムも充実しています。
祈りの古道
本殿の奥へと続くトンネル状の参道「祈りの古道」は、無数の絵馬で埋め尽くされた幻想的な空間。このトンネルを抜けた先に、島の最奥部に位置する「元宮(もとみや)」があります。弥生土器や獣骨が出土した古代祭祀の地として伝わる聖域で、本殿とは異なる静謐な空気に包まれています。

元宮と亜熱帯植物の森
元宮のあるエリアは、島内に自生する亜熱帯植物に覆われた深い森の中にあります。島全体では200種類以上の植物が確認されており、最高樹齢350年のビロウ樹をはじめとする熱帯・亜熱帯性植物27種が群生。北半球最北のヤシ科植物群生地として知られており、まるで南国の秘境に迷い込んだような体験ができます。

青島神社の神事・体験
青島神社では、参拝するだけでなくさまざまな神事・体験に参加できます。それぞれのご利益を確認して、自分に合ったものを試してみましょう。
天の平瓮投げ(あめのひらかなげ)
元宮の裏手にある磐境(いわさか)に、素焼きの皿「平瓮(ひらか)」を投げ入れる神事です。願い事を小声でつぶやきながら投げ、皿が磐境の中に収まれば心願成就、割れれば開運厄払いになるといわれています。古代から続く祭祀の形を体験できる、青島神社ならではの神事です。
産霊紙縒(むすびこより)
夫婦のように寄り添って立つ「夫婦ビロウ」の木に、願い事に合わせた色のこよりを結びつける神事です。5色それぞれに意味があり、桃色(良縁・縁結び・安産)、紫(心身健全・病気平癒)、碧(生業成就・学業)、黄色(商売繁盛・金運)、白(心願成就)となっています。

賽の目神事
「教え給え、導き給え」と唱えながら大きなサイコロを振る神事。サイコロの目には「縁・金・身・交・厄・地」の6つがあり、出た目が今の自分に最も大切なことを示すといわれています。
掃守(かもん)神事
楼門手前の手水舎横で行える神事。財布やカードなどの大切なものを神水につけ、願い事を唱えながらほうきで清めます。金運アップにご利益があるとされています。
青島を一周してみよう
青島は周囲約1.5kmの小島なので、歩いてぐるっと一周するのもおすすめです。所要時間は神社への参拝も含めて70〜90分ほど。神社の裏側にも鬼の洗濯板が広がっており、表からとは異なる景色を楽しめます。島の先端には灯台もあり、太平洋の開放的な眺望が楽しめるスポットです。
ただし岩場は滑りやすい箇所もあるため、歩きやすい靴での訪問をおすすめします。また干潮時には磯に下りて海の生き物を観察することもできます。

青島散策には日焼け対策をお忘れなく。
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「参道を歩くのが少し大変…」という方には、青島ならではのユニークな移動手段「トゥクトゥク」がおすすめです。東南アジアで親しまれている三輪タクシーを使った乗り物で、弥生橋のたもとと青島神社入口付近を中心に待機しています。
ガイド兼ドライバーとのおしゃべりも楽しみながら、風を感じてのんびりと島内を移動できます。料金は募金制(協力金制)で、座席前のボックスに心付けを入れる仕組み。集まった協力金は青島地区の海岸パトロールや清掃活動に活用されています。
運行時間は10時〜17時頃。悪天候時は運休となる場合があるため、利用を希望する場合は事前に電話で確認することをおすすめします(青島トゥクトゥクトローリー.Base:0985-69-0030)。

参道グルメ&お土産
焼きたてチーズ饅頭(お菓子の弥五郎 青島店)
青島の参道グルメとして外せないのが、「お菓子の弥五郎 青島店」の焼きたてチーズ饅頭です。外はサクサクのクッキー生地、中には豆乳を使ったさっぱりとしたチーズが入っており、宮崎県民もわざわざ買いに来るほどの人気商品。実演販売でできたてを食べられるため、出来立てのタイミングに当たれば格別です。参道を歩きながらの食べ歩きにぴったりです。
青島屋(お土産&レストラン)
参道入口に位置する「青島屋」は、宮崎交通が運営するショップ&レストランです。宮崎のお菓子・焼酎・調味料からアジアン雑貨まで、幅広いお土産が揃います。レストランでは宮崎牛・地頭鶏を使ったステーキ&グリルやチキン南蛮・冷汁など宮崎名物を味わえるほか、地ビールやワインも楽しめます。観光のスタートとフィニッシュに立ち寄りやすい好立地です。
基本情報・アクセス
| 名称 | 青島神社(あおしまじんじゃ) |
| 住所 | 宮崎県宮崎市青島2丁目13-1 |
| 参拝時間 | ※公式サイトにてご確認ください(公開前要確認) |
| 入島料 | 無料 |
| 公式サイト | https://aoshima-jinja.jp/ |
| 電車 | JR日南線「青島駅」より徒歩約15分 |
| バス | 宮交バス「青島」バス停より徒歩すぐ(※時刻・本数は公開前要確認) |
| 車 | 宮崎ICより約40分。周辺に有料駐車場あり |
まとめ
青島神社は、縁結びのご利益と大自然が織りなす唯一無二の神社です。鬼の洗濯板・亜熱帯の森・さまざまな神事・参道グルメと、見どころが凝縮されたエリアなので、はじめて宮崎を訪れる方にも、リピーターの方にも満足度の高いスポットです。島を一周したり、トゥクトゥクを利用したりと、自分なりのスタイルで青島を楽しんでみてください。
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