九州の旅行は、空港でレンタカーを借りて高速道路で県をまたいで移動する、という組み立てになることが多いです。福岡から熊本、大分から宮崎、鹿児島から日南へと、走る距離もそれなりになります。
そうした移動の多い旅程では、レンタカー代、高速代、宿泊費、食事代と支払いの場面が続きます。ここで役立ちそうなのが、年会費が永年無料の「エポスカード」です。レンタカーやETC、空港ラウンジといった、九州旅行と重なる部分に特典が集まっているカードになります。
エポスカードの基本情報
まずはカードそのものの内容です。丸井グループの株式会社エポスカードが発行しているVisaブランドのカードになります。
| カード名 | エポスカード(Visa) |
| 入会金・年会費 | 永年無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| 申し込み条件 | 日本国内在住で満18歳以上の方(高校生を除く) |
| 発行会社 | 株式会社エポスカード |
| タッチ決済 | Visaのタッチ決済に対応 |
| スマホ決済 | Apple Pay、Google Payに登録可能 |
| ETCカード | 年会費無料で追加発行が可能 |
| 優待サービス | エポトクプラザ(全国約10,000店舗) |
年会費がかからないので、旅行のときだけ持っておくという使い方でも負担になりにくいカードです。
九州旅行で役立ちそうな場面
レンタカーの基本料金が割引になる
九州旅行でいちばん効いてくるのは、レンタカーの優待かもしれません。会員向け優待サイト「エポトクプラザ」には、大手レンタカー会社の割引が揃っています。
| ニッポンレンタカー | 基本料金 最大15%OFF(非会員は最大10%OFF) |
| オリックスレンタカー | 基本料金から10〜15%OFF |
| トヨタレンタカー | 基本料金より5%OFF |
いずれもエポトクプラザ内の専用サイトから予約し、出発時にエポスカードで支払う形になります。3日、4日と借りる旅程だと、割引額もそれなりの大きさになりそうです。
福岡、熊本、鹿児島、宮崎と、九州の主要空港にはこれらの会社の営業所が揃っています。乗り捨てを使って県をまたぐ旅程でも使いやすいはずです。なお、一部の車種クラスは割引対象外だったり、時期によって割引率が変わったりするので、予約前に条件を確認しておくと安心です。
ETCカードを年会費無料で追加できる
エポスカードでは、ETCカードを年会費無料で追加発行できます。九州自動車道、東九州自動車道、宮崎自動車道、大分自動車道と、九州は高速道路網が県をつないでいるので、周遊するなら出番が多くなりそうです。
レンタカーにETCカードが付いていない場合や、有料オプションになっている場合もあります。自分のETCカードを持っていけば、その分の出費を抑えられます。
ひとつだけ、ETCカードは即日発行に対応していません。申し込みから手元に届くまで2週間ほどかかるとされているので、旅行の予定が決まった段階で早めに手続きしておくと間に合います。
九州の主要空港でラウンジが使える
エポスゴールドカード・プラチナカードには、国内空港ラウンジの優待が付いています。九州では次の空港が対象になっています。
| 空港 | ラウンジ名 | 通常の利用料金(大人1名) |
|---|---|---|
| 福岡空港 | ラウンジTIME/ノース(国内線) | 1,100円(税込) |
| 長崎空港 | ビジネスラウンジ アザレア | 2時間まで1,100円(税込) |
| 阿蘇くまもと空港 | ラウンジ「ASO」 | 2時間まで1,100円(税込) |
| 大分空港 | ラウンジ くにさき | 2時間まで1,100円(税込) |
| 鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 | 1,100円(税込) |
当日の航空チケットとエポスカードを提示すると、この料金が無料になります。搭乗まで時間があるときや、レンタカーを返却した後の待ち時間に立ち寄れる場所があるのは心強いです。
ゴールドカードは通常年会費がかかりますが、エポスカードからの招待で発行された場合は年会費が永年無料になります。まずは年会費無料の一般カードから始めて、使いながら招待を待つという流れが現実的かもしれません。
※サービス内容は2025年4月時点の情報をもとにしています。対象ラウンジや料金は変更される場合があります。
路線バスでタッチ決済が使える区間が増えている
九州では、クレジットカードのタッチ決済で乗れる路線バスが広がっています。福岡の西鉄バスでは、乗車口と降車口に設置された端末にカードやスマートフォンをかざす方式が導入されています。
宮崎交通でも、宮崎空港に乗り入れる宮崎〜日南線、宮崎〜都城線、宮崎〜小林線でタッチ決済による乗車サービスが導入されています。青島や鵜戸神宮方面へ向かう路線が含まれているので、車を使わない旅程でも出番がありそうです。
交通系ICカードを持っていない方や、小銭を用意するのが面倒だと感じる方には便利な仕組みです。対象路線や利用できるカードブランドは変更されることがあるので、乗車前に各社の公式サイトで確認しておくと確実です。
エポトクプラザで各県の優待を探せる
エポトクプラザは、エリアやジャンルを指定して優待を検索できるようになっています。「九州・沖縄」から県を選んで絞り込むと、飲食店や温泉、レジャー施設などが出てきます。
全国チェーンの優待も多いので、旅先でも使える場面がありそうです。掲載店舗や優待内容は入れ替わりがあるため、出発前にその時点の内容を見ておくと使いやすくなります。
宿泊や旅行の予約でポイントが上乗せされる
エポスカードには「エポスポイントUPサイト」という仕組みがあり、このサイトを経由して提携ショップで買い物や予約をすると、通常のポイントに加えてボーナスポイントが加算されます。倍率はショップごとに2倍から30倍まで設定されていて、旅行系のショップも登録されています。
ポイント加算は予約完了までに他サイトを経由しないことが条件になっているなど、細かい規定もあります。利用前に各ショップの注意事項を読んでおくと確実です。
博多マルイでカードを受け取れる
ネットで申し込んで店頭で受け取る方法を選ぶと、博多マルイのエポスカードセンターで受け取ることができます。福岡から九州の旅を始める方なら、到着後に受け取ってそのまま旅行に使うという流れも組めます。
ただし、受け取れるカードの種類はカードセンターによって異なります。申し込み画面で対応状況を確認してから選ぶ形になります。
カード本体が届く前でも使える
出発までの日数が少ない場合でも、エポスには「エポススマホカード」という仕組みがあります。審査が完了すると、カード本体が郵送で届く前にエポスアプリ上でカード番号を確認できるというものです。
| カード情報の確認 | 審査完了後、エポスアプリ内でカード番号を確認できる |
| 受付時間 | 24時間(審査に時間がかかる場合あり) |
| 必要なもの | 顔写真付きの本人確認書類、またはオンラインで手続きできる本人名義の金融機関口座 |
| 使える場面 | ネットショッピング、Apple Pay・Google Payに設定してタッチ決済 |
| カード本体 | 約1週間ほどで郵送で届く |
Apple PayやGoogle Payに設定しておけば、タッチ決済が使えるお店やバスでそのまま支払えます。ホテルや航空券のオンライン予約にも使えるので、出発前の準備が進めやすくなります。
なお21時50分から翌8時10分までの深夜帯に申し込んだ場合は、8時10分以降に改めて審査が行われます。この時間帯は一時的な利用可能枠での利用となり、通信サービスなど継続的な支払いには使えないといった制限があります。
申し込む前に知っておきたいこと
いくつか、あらかじめ確認しておくと期待とのズレが起きにくい部分があります。
- 付帯している旅行保険は海外旅行傷害保険です。国内旅行傷害保険が付くのは最上位のプラチナカードのみとされています
- 海外旅行傷害保険は2023年10月から「利用付帯」となり、旅行代金をエポスカードで支払うことが適用条件になっています
- 空港ラウンジの優待はゴールドカード・プラチナカードの特典です。年会費無料の一般カードには付いていません
- 九州の空港ラウンジのうち、宮崎空港は対象に含まれていません
また、地方の個人経営の飲食店や売店、観光施設の窓口、駐車場の料金などは現金のみという場合もあります。カードにまとめきらず、ある程度の現金は用意しておくと困りにくいです。
申し込みの流れ
- 公式サイトから申し込む
- 本人確認書類、または本人名義の金融機関口座を用意する
- 審査結果がメールで届く
- 受け取り方法を選ぶ(郵送または店頭受取)
- ETCカードが必要な場合は、あわせて申し込む
申し込みができるのは日本国内在住で満18歳以上の方(高校生を除く)です。審査によって希望に添えない場合もあるとされています。
まとめ
九州旅行という視点でエポスカードを見ると、レンタカーの割引と年会費無料のETCカードが実用的なところになりそうです。車での移動が中心になる九州とは、相性がよいカードだと言えます。
さらにゴールドカードになれば、福岡、長崎、阿蘇くまもと、大分、鹿児島の空港ラウンジが使えるようになります。九州を何度か訪れる予定があるなら、年会費無料の一般カードから始めておくのもひとつの選択肢かもしれません。
※本記事の内容は執筆時点の情報です。年会費、優待内容、対象施設などは変更される場合があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

