指宿といえば砂むし温泉。温泉熱で温められた天然の砂に体を埋めて温まる、ここでしか体験できない入浴スタイルです。指宿温泉を代表する施設「砂むし会館 砂楽(さらく)」は、海岸沿いに位置し、波の音を聞きながら砂むしを楽しめる指宿最大の砂むし温泉施設です。
宮崎市内から車で約3時間と少し距離はありますが、それでも訪れる価値のある体験です。鹿児島で1泊する予定があれば、ぜひ立ち寄り候補に入れてみてください。
砂むし温泉とは
砂むし温泉は、海岸に湧き出す温泉熱で温められた砂に体を横たえ、砂をかけてもらって温まる入浴法です。江戸時代後期から続く指宿の伝統的な湯治文化で、1843年に編纂された「三国名勝図会」にも高い効能が記されています。砂の温度は約50〜60℃に調整されており、10〜15分横になっているだけで全身からじわじわと汗が噴き出してきます。普通の温泉に比べて発汗量が多く、デトックス効果や美肌効果が期待できるとして、特に女性に人気があります。
15分はそれほど長くないように思えますが、体が温まる感覚はかなり本格的です。夏場は体への負担が大きくなるため、涼しい季節や冬場がおすすめです。また長く入りすぎるとのぼせることがあるので、スタッフの声かけに従って無理しないようにしてください。
砂むし後の大浴場で使用している温泉水はナトリウム塩化物泉で、鹿児島大学医学部の調査により神経痛・リウマチ・腰痛・冷え性・更年期障害などへの有効性が実証されています。砂むしと温泉をセットで楽しむことで、相乗効果が期待できます。
砂楽では事前予約はできません。当日受付のみになっています。
砂楽では、潮の満ち引きや天候によって屋外の砂浜か屋根付きの砂むし場を使い分けています。大潮の干潮時には波打ち際での砂むしを楽しめることもあります。
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体験の流れ
初めてでもスタッフが丁寧に案内してくれるので、流れを把握しておくとスムーズです。
- 受付・料金支払い
- 浴衣に着替え(浴衣はレンタル込みのプランが基本)
- 砂むし場へ移動し、スタッフに砂をかけてもらう
- 10〜15分横になって温まる
- 砂を落として館内の大浴場へ移動
- シャワー・大浴場で砂と汗を流してさっぱり
- 休憩スペースでひと休み
砂むしから大浴場まで含めた所要時間の目安は約1〜1.5時間です。砂むしは発汗量が多いので、前後に水分をしっかり補給しておくのがおすすめです。

料金プラン
砂むしセット(浴衣付き)が基本のプランで、タオルやバスタオルのレンタルを加えたプランも選べます。手ぶらで訪れても問題ありません。
| プラン | 内容 | 大人(中学生以上) | 小人(小学生以下) |
|---|---|---|---|
| 砂むしセット(③) | 砂むし+大浴場+浴衣 | 1,500円 | 800円 |
| 砂むしタオルセット(②) | 砂むし+大浴場+浴衣+記念タオル | 1,800円 | 1,100円 |
| 砂楽セット(①) | 砂むし+大浴場+浴衣+記念タオル+バスタオル | 2,100円 | 1,400円 |
| 砂楽安心セット(④) | 砂むし+大浴場+浴衣+記念タオル+バスタオル+インナー | 2,400円 | 1,500円 |
| 大浴場のみ(⑤) | 大浴場のみ(砂むしなし・浴衣なし) | 800円 | 400円 |
※ゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの特別期間は料金が変わります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
持ち物・注意点
浴衣はレンタルに含まれているため、基本的に手ぶらで訪れることができます。タオルやバスタオルも持参するか、料金プランに含まれるものを利用できます。
砂むし後は髪に砂が入ることがあります。ヘアゴムやヘアキャップがあると便利です。また、泉質は塩化物泉で、入浴後は体がよく温まりポカポカが続きます。水分補給を忘れずに。
現在、砂楽横のボードウォーク改修工事が2026年8月まで実施されています。工事期間中は騒音や振動が発生する場合があります。
\砂むし温泉を手軽に楽しめるタオル付のペアチケット/
宮崎からのアクセス
宮崎市内から車で約3時間(宮崎道・九州道経由、鹿児島北IC→指宿スカイライン→指宿IC)が目安です。指宿ICから砂楽まで約10分です。距離があるため、鹿児島市内で1泊してから翌日指宿へ向かうプランが現実的です。
鹿児島市内から車でも約1時間で行けるので、鹿児島観光の翌日に組み込みやすいスポットです。
アクセス・基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 鹿児島県指宿市湯の浜5丁目25番18号 |
| 営業時間 | 8:30〜21:00(最終受付20:00) 平日12:00〜13:00は砂むし受付休止 |
| 休館日 | 年中無休(7月・12月にメンテナンス休館あり) |
| 駐車場 | あり・無料(約90台) |
| アクセス(車) | 指宿スカイライン 指宿ICから約10分 / JR指宿駅から約5分 |
| アクセス(バス) | 「砂むし会館前」バス停下車すぐ(鹿児島市内から路線バス約1時間30分) |
| 電話番号 | 0993-23-3900 |
| 公式サイト | https://www.ibusuki-saraku.jp/ja |
まとめ
砂に埋まって波の音を聞きながら温まる砂むし温泉は、指宿でしか体験できない特別な時間です。宮崎から直接向かうには少し距離がありますが、鹿児島市内での1泊と組み合わせれば無理なく楽しめます。どうしても体験してみたい方には、鹿児島旅行の締めくくりに指宿を加えるプランをおすすめします。

